嫌になるくらい降り注ぐ太陽に
あきれるくらい冷たい水をあびて ベランダで大きく息を吐く 「溜め息?」って笑う君は 夏の空に消えていく風船みたいな声 びしょぬれの猫が勘違いして笑ってる ふわふわしてたまらないんだ 風にそよぐ洗濯物の隙間から青空 うすく目をあけて微笑んでいるのに どうしちゃったの爬虫類みたい 倒れているの起き上がってるの 泣いているの笑ってるの 見えないほど不確かな君の爽やかな朝 振り返れば爬虫類はどっか行っちゃってて つるつるな君は目も鼻も口もどこにあるかわかんない 結局なにがいいかなんて 誰にもわかんないんでしょう わかんない、でしょ? 笑えばまた聞こえてくる 夏の空に消えていく風船みたいな声 びしょぬれの猫が悲しくて笑ってる 倒れているの起き上がってるの 泣いているの笑ってるの 見えないだけ不確かな君の爽やかな朝 |
10.08.11 |