ふつふつと湧き出すような
わけのない不安と欲の隙間
顔を出す薄い雲の陰
月明かり 瞬く間に散る


その瞬間 決断の時
僕の背中を押してくれないか
スイッチを押すような指先でそっと
撫でるように 笑いかけるように


何をグズグズしているのだと
何を拒み続けているのかと
何を信じ 何を見てるいのかと
聞かれても僕には分からない


だから


畳みかけるような言葉ではなくただ
平穏が欲しがっただけなんだ
風に吹かれるようにただ
平穏に生きていたかっただけなんだ




07.11.30