揺れる視界がものを見る
笑え 笑え 笑え


歪んだ思考がものを見る
笑え 笑え けれど 笑え


崩れ落ちたあたしの片方を
つまみ上げてつぶすのはその右手か
それとも
拾い上げて抱きしめるのはこの腕か


渦巻く思考が乱れる
蜷局をまいた悲しみが吠える
力を込めた手のひらには砂粒
可もなく不可もなく意味もなく


揺れる視界がものを見る
笑え 笑え 笑え


歪んだ思考がものを見る
笑え 笑え それでも 笑え


明日が来るのなら
今日はない




07.8.2