私の中には狂気が住んでいる


冷たくもなく暑くもなく
春風のように透き通ってもいない
当前のように


泣きたくなる夜と
泣いてしまう朝と
間の時間


暗い曲を聞きながら
笑う陰のような場所
引きずられる
意志とは反したスピード


目を閉じれば赤い血潮
生きてるよ
生きてるよ私は


渦巻く息苦しさと
狂気を抱いているけれど
こんなに穏やかに
あなたへ伸ばす手
届かない星空に
伸ばすこの手で