瞬く
けちらして踏みつぶした
痛かった足の裏
ビンタして泣いた
痛かった手のひら
あれが最後
あれが始まり
気づいたら過ぎた
未だに不可能
あの名前が嫌い
振り返りながら歩かずにただ
永遠の下で崩壊
時間だけが
成り
振り
構え
壊したのは誰だ
壊れたのは何だ
数えきれる破片
指先で転がして不偏
隠さずに虚ろな声
目を閉じるのは容易
風邪を拗らせて睡魔
錠剤を噛み砕く音
耳元にない囁き
あるはずのない存在とともに
引きずりながら向かう先
怠惰というか頭悪い
仕方がないからそうしよう
真夜中叫び喉を切れ
諦めのような集中
現実逃避しきれない




05.11.3