立ち止まる事は許されないのに
進む術を誰も教えてくれない
与えられなかった過去をどうする事も出来ないけれど
オトナになったからと言う理由だけで投げ出されてしまった
幼い時分の頬を殴る拳はあったのに
どうして抱き締める腕は与えられなかったのか
私には分からないし
幼い時分の私を攻め立てていた罵声が
今でも付きまとっている事に気づいてもらえない




05.7.2