黙れ
ハエのように飛び回る声が私を攻撃する
黙れ
蛭が私の脳味噌を吸いだしてしまう
黙れ
蟷螂が私の首を掻き切ろうとしている
黙れ
その鋭い爪が私の内臓を抉り出し
汚れた溝の中に沈めようというのなら歓迎しよう
その代わり黙れ
何も言うんじゃない
さっさと殺してくれ




05.7.1