波に沈む夕暮れ
朽ちた羽根を抱えて
どこまで 行くの


どこまでも 行くさ


泡の中に浮かぶ月
血塗れの脚で立つ
どこまで 行ける


どこまでも 行けるさ
きっと


赤い凛とした空気
傷ついても
その目に映るのは未来のみ




03.11.27