蝋燭の火が揺れる
仮想
このまま死ねたら幸せ


爪の跡が消える
記憶
忘れられるなら苦しくなんてない


それは人をだめにする
先の見えない闇に引きずり込む


分かってるだろ
そんな気力はないし
必要だなんて思ってもいない
煩わしい


いらないんだ
よけいなお世話
居なくなってくれ
顔も見たくない




03.4.29